世界と米国の現在
世界と米国の現在

 国を挙げてプラントベースの食事摂取を指導
 国が豊かになると、世界中どこでも、昔のプラントベース中心の食事から、欧米先進諸国型の動物性食品・精製加工食品中心の食事へと変わり、その結果、がんや心臓病、脳梗塞、糖尿病、骨粗鬆症、腎・肝障害、関節炎、肥満などが多発するようになり、医療費の増大をもたらしております。このため、ここ数年、世界の栄養と健康のエキスパートたちや健康関連機関は、従来の「低脂肪、減塩、アルコール摂取量の抑制」といったアプローチでは、これらの病気を予防・改善することは不十分で、果物と野菜を中心とした未精製のプラントベースの食事へ転換することが重要であると世界に呼びかけるようになってきております。
 WHO(世界保険機関)は、2003年4月、「食事と肥満や病気予防に関するレポート」を発表し、世界中の人々に果物や野菜が豊富で飽和脂肪や砂糖、塩が少ない食事にするよう警告しています。
 アメリカ国立がん研究所は、スーパーマーケットに並ぶ果物に、「果物や野菜を豊富に含む食事は、あるタイプのがんや慢性病になるリスクを減らします」というシールを貼るよう指導しています。同研究所は、大人の場合「9~10 A DAY」とし、果物4皿、野菜5~6皿を強調しています。日本で数年前、スーパーマーケットで「5 A DAY」(1日最低果物2皿、野菜3皿)のシールを貼っていましたが、消えてしまっていますが、記憶されているでしょうか?
 1997年10月に米国がん研究財団が発表した「がん予防14か条」や、1997年10月の第一回冠状動脈排除と予防会議のレポートばかりか、2000年度の米国政府の食事指針(フードピラミッド改訂版)までが、果物と野菜が豊富で、未精製の炭水化物や豆類からなるプラントベースの食事を強調しています。
 米国心臓病協会も、これまでのような「脂肪摂取量を食事の100%に」というアプローチから「豊富な果物・野菜からなるバラエティーに富んだヘルシーな食事をすること」へとシフト転換しています。